現場帳GENBACHO

チャットに流れる現場写真を、工事ごとに残す段取り

「先月の現場の写真、どこだっけ」

小さな工事会社で一番よく起きる探しものです。撮った写真がチャットのやり取りの中に混ざり、後から必要になったときに出てこない。撮っていないのではなく、探せないだけというのが厄介なところです。

このページは、いま散らばっている現場写真を工事ごとにまとまった形へ移す段取りをまとめたものです。

なぜ探せなくなるのか

原因は3つに分かれます。

① 写真が時間順にしか並んでいない。 チャットもスマホのカメラロールも、並び順は撮った時刻です。人間が思い出すときの手がかりは「◯◯様の外壁」「去年の秋」といった工事なので、探し方と並び方が噛み合っていません。

② 保存期間に上限がある。 無料のチャットサービスは、一定期間を過ぎた写真を開けなくなることがあります。その場では見えているので、消えたことに気づくのは必要になった瞬間です。

③ 誰の端末にあるか分からない。 現場ごとに撮る人が違えば、写真は人数分の端末に散ります。撮った本人が退職すると、そのまま失われます。

困るのは「あとで」

写真が出てこなくて実際に困る場面は、だいたい決まっています。

いずれも数年後に効いてくる種類の問題です。だから、いま面倒でも移しておく価値があります。

移す段取り

一気に全部やろうとすると必ず途中で止まります。次の順でやると、初日から意味が出ます。

手順1|今日の現場から始める

過去の写真の整理は後回しにしてください。 まず今日の現場を1件登録し、そこに写真を入れます。工事を選んで、撮って、選ぶだけです。

これを数日続けると、「探せる状態」がどういうものか体感できます。先に体感しないと、過去分の整理はまず続きません。

手順2|進行中の工事だけ移す

いま動いている工事を登録し、それに関係する写真だけを移します。10件も20件もある必要はありません。進行中が3件なら3件です。

過去の写真は、端末やチャットの中を検索して、日付とお客様名で当たりをつけます。全部揃わなくても構いません。 残っているものだけで十分に役に立ちます。

手順3|お客様を登録する

工事は必ずお客様に紐づきます。顧客を登録しておくと、その方の工事履歴がまとまって出るようになります。電話番号を入れておけば、そのままタップで発信できます。

ここまでで、「あのお客様の前回の工事」が数秒で出る状態になります。

手順4|過去分は、必要になった都度でよい

過去の写真をまとめて移す作業は、原則やらなくて構いません。

お客様から問い合わせが来たときに、その1件だけを登録して、そのとき手元にある写真を入れる。これを繰り返すと、実際に使う分だけが自然に溜まっていきます。 使わない工事のために時間を使う必要はありません。

移したあと、何が変わるか

今あるやり方をやめる必要はない

提出用の写真台帳や電子小黒板をお使いなら、そのままお使いいただいて構いません。 現場帳が受け持つのは、日々の記録が工事ごとに残ることと、原価・粗利・工程が一箇所にまとまることです。

始め方

1ヶ月の無料期間があります。 お申し込み時にお支払い方法をご登録いただきますが、最初の1ヶ月は請求されません。まず手順1だけ試して、続きそうかどうかを確かめてください。

インストールは不要です。ブラウザで開いて「ホーム画面に追加」するだけで、アプリのように使えます。

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